2010-03-09 黄金色のまゆ玉 童話 黄金色のまゆ玉1 星のきれいな夜でした。 みしっ、みしっ。 ぱりっ。 バリバリッ。 ばしゃっ。 諏訪湖の方から、大きな音が聞こ えてきました。 「何の音だろう?」 「氷が割れたような音だが」 「だれか湖に落ちたのだろうか」 人々は、驚いて外へとびだしました。 みると、氷の上をだれか歩いてい ます。 「氷の上を歩いている人は、だれだ ろう?」 「うす暗くて、だれだかわからんわ」 つづく