2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

女神さまとの約束

女神さまとの約束13 まず、天狗岳からさがすことにし ました。 天狗岳といっても、赤い岩肌がむ きだしになった東天狗岳と、山頂 まではいまつがはえている西天狗 岳とあります。 西天狗岳は、青天狗岳とよばれ、 からまつなどの針葉樹林が続いて います。…

りゅうのひみつ日記

7月14日 かんそう[童話]よくばりな犬を読んだよ 肉をくわえるんだよ おしまい よくばりな犬1 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090712#p1 よくばりな犬2 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090713#p1 よくばりな犬3 http://d.hatena.ne.jp/youko510/2…

紫露草

「花のほほえみ」より 紫露草

女神さまとの約束

女神さまとの約束12 野をこえ里をこえ、あっという間 に、八ヶ岳の登り口へつきました。 みあげると、二千五百メートル級 のけわしい山が、帯のように続い ています。 「この山のどこかに、黄金色の花 が咲いているのね。 どの山に咲いているのかしら」 「…

女神さまとの約束

女神さまとの約束11 「あなたの名前は、なんていうの?」 「私の名前は、白駒。ふくさんと一 緒に、黄金色の花をさがすようにと、 女神さまからいわれました」 「白駒というのね。私と一緒に、黄 金色の花をさがしてくださいね。 おねがいします」 ふくは…

夏の花

夏の花いろいろ http://h.hatena.ne.jp/dowakan/ ・ 画像を押すと、画像が大きくなり ます。・ ページの最後までいったら、 「次へ」を押してください。 続けてみることができます。

女神さまとの約束

女神さまとの約束10 おとうさんが元気になったら、黄 金色の花が咲いている場所で、病 人の世話をしてほしいのです。 どんなことがあっても、けっして 黄金色の花が咲いている場所をは なれてはいけませんよ。 黄金色の花が、早くみつかるとい いですね。…

りゅうのひみつ日記

7月11日 よんだ[童話]童話集「ライオンめざめる」 を読んだよ ライオンめざめるんだよ おしまい 童話集「ライオンめざめる」 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090711#p1 信州諏訪の「風の神様」から聞いた 三つのお話 信州諏訪の童話 みほようこの四冊…

女神さまとの約束

女神さまとの約束9 すると、白い馬が立っていました。 馬は、口に手紙をくわえています。 「だれからの手紙かしら」 ふくは、手紙を読みました。 「私は、八ヶ岳の女神です。 大雪の夜、あなたの家に泊めてい ただいた者です。 あの夜のことを、おぼえてい…

女神さまとの約束

女神さまとの約束8 「神様。どうかとうちゃんを助け てください。お願いします」 ふくは、一心に神様にお願いしま した。 しかし、長者は、いっこうによく なりません。 とうとう、おきあがることもでき なくなってしまいました。 ふくは、ひっしで長者の看…

女神さまとの約束

女神さまとの約束7 しかし・・・。 何日たっても、長者はよくなりま せん。 物が食べられなくなり、長者は一 日ごとに弱っていきました。 「ふくや。わしは、もうだめだ。 長くは生きられないだろう。 わしが死んでも、一人でしっかり 生きていくのだよ」 …

女神さまとの約束

女神さまとの約束6 二人は、困っている人をみると、知 らんん顔ができず、ときどき旅人を 泊めてあげていたのです。 夏のある朝。 「ふく・・・ふくー。早くきておくれ」 ざしきの方から、長者の声が聞こえ ました。 いそいでかけつけると、長者がたお れて…

りゅうのひみつ日記

7月7日 たなばた 短冊に夏がほしいってかいたよ おしまい りゅう、今日は「七夕」だね。 あーちゃんは、短冊になんて書こう かな? 五冊目の童話集「竜の姿をみた少女」、 すてきな本ができますように。 そして、おおぜいのこどもたちに読 んでもらえます…

女神さまとの約束

女神さまとの約束5 「なんて美しい人だろう。 なくなったかあちゃんが、あちら の国から帰ってきたみたい」 ふくは、心の中でそっとつぶやき ました。 ふくは、あたたかな食事と風呂を 用意しました。 女の人はぐっすり休み、次の朝に はすっかり元気になり…

女神さまとの約束

女神さまとの約束4 「この着物は、なくなったかあち ゃんの着物です。 さあ早く、この着物にきがえてく ださい」 ふくは、女の人に着物をわたしま した。 「そんな大切な着物を・・・私にか してくださるのですか。 ありがとうございます」 女の人は、土間…

りゅうのひみつ日記

7月4日 かんそう[童話]竜の姿をみた少女を読んだよ 妻はあるんだよ おしまい 竜の姿をみた少女25 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090704#p1 初めて読んでくださったかたへ 竜の姿をみた少女1 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090604#p2 童話「竜の…

女神さまとの約束

女神さまとの約束3 「どなたかな?」 長者が、やさしく声をかけました。 「旅の者です。今晩一晩泊めてい ただけないでしょうか」 戸をあけると、女の人が立ってい ました。 女の人は、雪でびっしょりぬれ、 寒さのためぶるぶるふるえています。 「寒かった…

女神さまとの約束

女神さまとの約束2 「とうちゃん。お茶」 「ありがとう。ふくがいれてくれ るお茶は、おいしいね」 長者は、うまそうにお茶を飲みま した。 ちらちら降っていた雪も、いつの まにかぼたん雪にかわりました。 雪は、どんどん積もっていきます。 庭も畑も山も…

りゅうのひみつ日記

7月3日 かんそう[童話]竜の姿をみた少女を読んだよ わしは愛するんだよ おしまい 竜の姿をみた少女24 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090703#p1 初めて読んでくださったかたへ 竜の姿をみた少女1 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090604#p2 童話「…

女神さまとの約束

女神さまとの約束1 八ヶ岳のふもと、佐久の中山峠の 近くに、さいのかわらという山深 い部落があります。 部落には、長者やしきとよばれる 大きな家があり、長者と娘が仲良 くくらしていました。 娘の名前は、ふく。 父親おもいのやさしい少女でした。 「ふ…

開善寺の早梅の精

開善寺の早梅の精1 http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20080302#p1 「開善寺の早梅の精」より 文次は、即興で歌をよみました。 ひびきゆく鐘の声さへ匂ふらん 梅咲く寺の入り相の鐘 「この寺では、鐘の音までも、梅の 香りに満ちている」、こんな意味の 歌でし…

井戸で鳴く黄金色のにわとり

井戸で鳴く黄金色のにわとり1 http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20080710#p1 「井戸で鳴く黄金色のにわとり」より どのくらいの時間がすぎたのでし ょうか。 「姫。わしが、大島城を守ってや るぞー。安心しろ。 わしは、大蛇ケ淵の主じゃ」 どこからか、おご…