2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

古事記神話「古事記物語」

伊耶那岐命と伊耶那美命 8 伊耶那岐命は、もう一度、愛する 妻に会いたいと思い、黄泉の国へ 向かって旅立ちました。 黄泉の国は、暗黒の夜の世界。 黄泉の国に近づくと、あたりがだん だんに薄暗くなってきました。 やっと、黄泉の国の御殿へ着きま した。…

古事記神話「古事記物語」

伊耶那岐命と伊耶那美命 7 伊耶那美命は、火の神を生んだため に、大やけどをしなくなってしまい ました。 「愛しい妻よ。あなたは、火の神を 生んだためになくなってしまったのか」 伊耶那岐命は、嘆き悲しみました。 その時に生まれた神が、泣沢女神 (な…

古事記神話「古事記物語」

伊耶那岐命と伊耶那美命 6 そして、生まれたのが、淡路島。 次に、四国・隠岐島・九州・伊岐島・ 対馬・佐渡島・本州を生みました。 この八つの島を、大八島国(おおや しまくに)といいます。 おのごろ島から戻った後、吉備児島・ 小豆島・大島などを生み…

古事記神話「古事記物語」

伊耶那岐命と伊耶那美命 5 天津神は、未熟な子が生まれたわけ を占いました。 「女が先にことばをかけたのが悪い。 おのごろ島へ戻り、もう一度ことば をいいなおしなさい。そうすれば、 しっかりした子が生まれるだろう」 伊耶那岐命と伊耶那美命はおのご…

古事記神話「古事記物語」

伊耶那岐命と伊耶那美命 4 しかし、生まれた子は、ぐにゃぐ にゃの「ひるこ」でした。 二神は、初めて生んだ子を、葦の 舟にのせて流しました。 次に生まれた子も、あわあわとし て頼りない淡島でした。 「残念なことに、わしらが生んだ こどもは、どの子も…

古事記神話「古事記物語」

伊耶那岐命と伊耶那美命 3 「それなら、天の御柱のまわりを 回って出会い、結婚しよう。あな たは、右から回りなさい。わしは、 左から回るから」 二神は、御柱のまわりを回りました。 「なんてすてきなかたでしょう」 「なんとかわいい乙女だろう」 「でも…

古事記神話「古事記物語」

伊耶那岐命と伊耶那美命 2 沼矛を引き上げると、矛の先から ぽたっぽたっと潮水がたれ、小さ な島ができました。 その島を、おのごろ島といいます。 伊耶那岐命と伊耶那美命は、おの ごろ島に降り、天の御柱と八尋御 殿(やひろごてん)を建てました。 「伊…

古事記神話「古事記物語」

2 伊耶那岐命(いざなぎのみこと)と 伊耶那美命(いざなみのみこと) 伊耶那岐命と伊耶那美命 1 天津神たちは、伊耶那岐命と伊耶 那美命に命じました。 「くらげのようにふわふわしてい るあの地をかため、しっかりした 国を作りなさい」と。 そして、玉…

古事記神話「古事記物語」

最初の神々 2 これらの神の次に生まれたのは、 国之常立神(くにのとこたちの かみ)と豊雲野神。 この神も、独り神でした。 その後。 たくさんの神が生まれました。 国之常立神から伊耶那美神(いざ なみのかみ)までを総称して、神 世七代(かむよななよ…

古事記神話「古事記物語」

1 最初の神々 最初の神々 1 天と地ができた時、高天原(たか あまのはら)に最初に生まれた神 は、天之御中主神(あめのみなか ぬしのかみ)。 次に生まれた神は、高御産巣日神 (たかみむすひのかみ)と神産巣 日神(かむむすひのかみ)。 その次に生まれ…

こすもす

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母の短歌集

吾が米寿祝ひて子等の編みくれし 歌集の成りて夫に供ふる

母の短歌集

赤石の上空の日輪七色の 雲に囲まれ瑞祥となる

母の短歌集

マヤ文明の地球滅亡説に浮上せし 十二月二十一日の日輪何事もなし

母の短歌集

永久凍土に発見の種より開花せし スガワラビランジの白花優し

母の短歌集

元旦は若水を汲み豆殼を 焚きゐし囲炉裏の父を偲びぬ

母の短歌集

裸木となりし白樺の幹白く 朝日に照らひ影長く引く

母の短歌集

この朝ポストより出す新聞の 持ちし両手に冷気伝はる

母の短歌集

目の前の路を横切る仔狸に 思はず車を止めて見守る

母の短歌集

衆院選直前までも新政党 生まれて消えて十二党となる

母の短歌集

小学校の廊下の隅に唄ひつつ 遊びし思ひお手玉手にす

母の短歌集

何もかも捨てねばならぬ此の家の 家財道具に心の残る

母の短歌集

精米機に出でし糠にて糠床作り 胡瓜やセロリ漬けて楽しむ

母の短歌集

媼一人が守る休耕田一面に 秋桜風に波打ち揺るる

母の短歌集

白菜の出荷調整に捨てし畑 作りし人等なげき悲しむ

母の短歌集

吾住まぬ家となりたる庭内に ピンクの芙蓉コルチカム咲く