2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

花のほほえみ

こすもす

花のほほえみ

こすもす咲き始め

星のメール

[童話]星のメール 星のメール 5 庭の梅もどきの実が、橙色に色づいた頃、少女は、少年に点字で手紙を書きました。20行ほどの短い手紙でした。少女から手紙を受け取った少年は、びっくりしました。たった一度会っただけの少女から、手紙が届く なんて・…

花のほほえみ

こすもす

花のほほえみ

こすもす

星のメール

[童話]星のメール 星のメール 4 少女は、この春、小学校へ入学したばかりでした。だから、ひらがなと、少しの漢字しか書けません。少女は、少年に手紙を書こうと思いました。しかし・・・普通の文字を書いても、目の不自由な少 年には、少女が書いた手紙は読…

花のほほえみ

こすもす

花のほほえみ

こすもす

星のメール

[童話]星のメール 星のメール 3 夏休みのある日。 少女は、おとうさんと霧が峰高原へ行きました。 その帰り、諏訪湖のほとりで、一人の少年に会 いました。 少年は十六才。 生まれた時から、目が見えないそうです。 でも、頑張り屋の少年は、普通の高校へ…

花のほほえみ

露草

花のほほえみ

露草

星のメール

[童話]星のメール 星のメール 2 「ほら、あそこにきらきら輝いている明るい 星があるだろ。あれが金星だ。金星は、明け の明星とか、宵の明星とかよばれているのだよ」 「みてごらん。あそこにダブリュという文字 にみえる星があるだろ。 あの星は、カシ…

花のほほえみ

こすもす

花のほほえみ

こすもす

星のメール

[童話]星のメール 星のメール 1 星の好きな少女がいました。 少女の家は、アルプスの山々が目の前にみ える丘の上にありました。 夜になると、少女は外へでて、星をみます。 広々とした空には、たくさんの星が、きら きら輝いていました。 少女は「オリオ…

花のほほえみ

きつねのかみそり

花のほほえみ

きつねのかみそり

牛に乗ったお玉さま

[童話]牛に乗ったお玉さま 牛に乗ったお玉さま 7 その後。 おとなしかった黒は、だんだんに気が荒くなり、 あばれるようになりました。 そのため、長者はお玉がかわいがっていた黒を、 やむなく首を切り殺してしまいました。 両親は、黒を供養するために…

花のほほえみ

夏水仙

花のほほえみ

夏水仙

牛に乗ったお玉さま

[童話]牛に乗ったお玉さま 牛に乗ったお玉さま 6 お玉も、いつしか坊さんのことが好きになっ ていたのです。 「死ななくてもよかったのに。なぜ死んでし まったの」 「坊さんが好きだといってくれればよかった のに」 一人娘をなくした長者夫婦は、なげき…

花のほほえみ

夏水仙

花のほほえみ

夏水仙

牛に乗ったお玉さま

[童話]牛に乗ったお玉さま 牛に乗ったお玉さま 5 「明日、見合いだというのに、お玉がまだ帰 ってこない。どうしたのだろう」 両親は、心配しました。 夜遅く、黒だけが帰ってきました。 長者の家は、大さわぎになりました。 みんなで手わけをして探した…

花のほほえみ

夏水仙

花のほほえみ

夏水仙

牛に乗ったお玉さま

[童話]牛に乗ったお玉さま 牛に乗ったお玉さま 4 しばらくすると、お玉の美しさが評判になり、 あちこちから縁談がもちこまれるようになり ました。 しかし、お玉は、両親のすすめる縁談をすべ てことわっていました。 「こんないい話はないのに。お玉、…

花のほほえみ

夏水仙

花のほほえみ

夏水仙

牛に乗ったお玉さま

[童話]牛に乗ったお玉さま 牛に乗ったお玉さま 3 お玉も、美しい着物をきて、黒の背にのり金 龍院へお参りに行きます。 坊さんは、かわいい娘が黒牛にのりお参りに やってくるのを、いつしか心待ちするように なりました。 「なんてかわいい、清らかな娘…