2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

りゅうのひみつ日記

9月29日 よんだ[童話]女神さまとの約束を読んだよ 咲いているんだよ おしまい 女神さまとの約束8 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090930#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090923#p1

竜の姿をみ少女

竜の姿をみた少女4 兄たちは、末っ子の三郎を、「三 郎や、三郎や」といってかわいが っています。 三郎も、兄たちが大好きでした。 ところが・・・。 三郎があまりに美しい妻をもらっ たので、兄たちは三郎にやきもち をやきました。 やきもちをやいた兄た…

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女3 「竜に? とうちゃん。しらかば 湖に、竜がいるって、ほんとう?」 「さあなぁ。村には、竜がいると いういいつたえがあるが、竜の姿 をみた人はだれもいないからね。 でも、しらかば湖には、竜がいる かもしれないよ」 おとうさんは、夢…

竜の姿をみた少女

竜の姿みた少女2 「とうちゃん。今、なにか声が聞 こえなかった?」 「いやー、なにも。なにか聞こえ たかい」 「おっかあ、おっかあーという声 が、聞こえたの」 「そうか。とうちゃんも、しらかば 湖でつりをしていた時、『おっかあ、 おっかあー。どこに…

りゅうのひみつ日記

9月27日 よんだ[童話]女神さまとの約束を読んだ 知らん顔ができるのかー おしまい りゅう、知らん顔ができないのだよ。 女神さまとの約束5 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090927#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20…

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女1 たてしな山は、「諏訪富士」とも よばれ、大昔から佐久や諏訪の人 々に愛されてきました。 山のふもとに、美しい湖があります。 湖の名前は、しらかば湖。 音無川をせきとめてつくられた湖 でした。 一月末のある日。 かなは、おとうさん…

ほととぎす

「花のほほえみ」より ほととぎす

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王32 「何もえんりょすることはない。 あやさんの家だと思って、ゆっく りとまっていきなさい」 あやは、二人のことばにあまえ、 雪がとけるまで弥助の家にお世話 になることにしました。 こうして、さくと弥助・あやの三 人の生活…

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王31 「そうじゃ。雪がとけるまで、ゆ っくりしていけばよい。 春になれば、雪もとけるだろう」 弥助が、いいました。 「こんなに長くお世話になってい ては、ご迷惑では・・・」 「わしは、あやさんと一緒に暮ら したいのじゃ。 暖…

りゅうのひみつ日記

9月23日 よんだ[童話]女神さまとの約束を読んだ いろりのそばにすわるのかー おしまい 女神さまとの約束1 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090923#p1 「女神さまとの約束」は、信州の 佐久にある湖・「白駒の池」に伝 わっている話をヒントにして、 み…

りゅうのひみつ日記

9月22日 よんだ[童話]開善寺の早梅の精を読んだよ 意味の歌をよむみたい おしまい 開善寺の早梅の精14 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090922#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090909#p1

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王30 さくは、あやを娘のようにかわい がりました。 あやも、さくを母のようにしたっ ています。 二人は、ほんとうの母と娘のよう にみえました。 一月二十日。 長く降り続いた雪が、やっとやみ ました。 「雪がやんだので、これで…

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王29 「あやさんは、かわいい。そして、 美しい。おらは、こんな美しい人 をみたことがない」 弥助が、いいました。 あやは、弥助のことばを聞き、は ずかしそうにうつむいてしまいま した。 「あやさんと、ずっと一緒に暮ら したい…

りゅうのひみつ日記

9月21日 よんだ[童話]開善寺の早梅の精を読んだ 小声でつぶやくのかー おしまい 開善寺の早梅の精13 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090921#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090909#p1

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王28 それだけではなく、里におりてき て、農家の人たちがつくった穀物 や野菜・果物を、勝手にもってい ってしまうのじゃ。 その上、かわいい娘や働き者の青 年をさらっていく。 安曇野の人たちは、みんな困って いるのじゃ」 「八…

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王27 「まさか・・・」 「いや、八面大王が、わるさをし ているにちがいない。 こんなに長く雪が降り続くなんて、 どう考えてもおかしい」 弥助がいいました。 「弥助さん。八面大王って、誰?」 あやが、弥助に聞きました。 「有明…

りゅうのひみつ日記

9月18日 よんだ[童話]開善寺の早梅の精を読んだ 歌がよめるんだよ おしまい 開善寺の早梅の精10 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090918#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090909#p1

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王26 その後。 一週間たっても、二週間たっても、 雪はやみませんでした。 毎日毎日、雪が降り続きました。 雪は、どんどん積もっていきます。 すでに、雪は、二メートル以上積 もっています。 降り続く雪をみて、三人は心配に なり…

りゅうのひみつ日記

9月18日 かんそう[童話]開善寺の早梅の精を読んだ 歌をよむんだよ おしまい 開善寺の早梅の精10 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090918#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090909#p1 「開善寺の早梅の精」は、信州…

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王25 「家族は?」 「父も母も、私が幼い時に、病気 でなくなりました。 私は、おじにひきとられ、育てて もらいました。そのおじも・・・」 そういったきり、あやは、黙って しまいました。 「あやさん。そのおじさんも、な くなっ…

りゅうのひみつ日記

9月16日 かんそう[童話]開善寺の早梅の精を読んだ 戦っているんだよ おしまい 開善寺の早梅の精8 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090916#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090909#p1

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王24 「うまい。こんなうまい味噌汁、 おれ食べたことがない」 弥助が、娘にいいました。 「本当においしいみそ汁だね」 さくが、感心したようにいいました。 「みそ汁、おかわり」と弥助がい うと、「わしも、おかわりしよう かな…

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王23 「おかあさん。では、ごはんとみ そ汁だけでいいですか」 そういって、娘は、朝飯の用意を 始めました。 さくは、娘の後ろ姿を、うれしそ うにみています。 「おまたせしました。 ごはんの用意ができました」 娘が、弥助とさく…

りゅうのひみつ日記

9月15日 よんだ[童話]開善寺の早梅の精を読んだ 戦っているんだよ おしまい 開善寺の早梅の精7 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090915#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090909#p1

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王22 「おかあさん。私が、朝飯をつく ります。 今朝は、何をつくりましょうか」 「今朝は雑煮を食べる日じゃが、 事情があって、もち米を買うこと ができなかった。だから、もちが つけなかったのじゃ」 「事情とは・・・」 「暮れ…

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王21 「まだ雪が降っておる。この様子 では、今日も一日雪だろう。 こんな大雪の中を、若い娘が歩い て行くのは無理じゃ。 雪がやむまで、ゆっくり休んでい きなさい。急ぎの旅かね?」 「いいえ。急ぐ旅ではありません」 「じゃあ…

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王20 「昨夜は、ぐっすりねむれたかな」 「はい。ゆっくり休ませていただ きました。 昨夜は、いろいろお世話になりま した。 大みそかの夜に、泊めていただき ありがとうございました。 では、これで失礼します。 おかあさんは?」…

りゅうのひみつ日記

9月12日 かんそう[童話]開善寺の早梅の精を読んだ 胸がはずむんだよ おしまい 開善寺の早梅の精4 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090912#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090909#p1

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王19 次の朝。 今日は、元旦。 新しい年がやってきました。 弥助が窓をあけると、まだ雪が降 っています。 雪は、一晩中降っていたのでしょ うか。 雪は、一メートル以上積もってい ます。こんなにたくさん雪が降っ たのは、何年ぶ…

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王18 「弥助。娘さんにふとんをしいて やっておくれ」 「はい」 弥助は、ふとんを持ってきてしき ました。 「疲れたでしょ。さあ、早く休み なさい」 「ありがとうございます。 では、休ませていただきます」 娘は、弥助の家で、年…