じいじとせみ http://www.geocities.jp/dowakan/ziizi1.html 父が亡くなった年に生まれた赤ちゃんも、 今日２９才の誕生日を迎えました。 誕生日おめでとう！！

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」６ 「リーン・リーン・リーン…」 姫が七回鈴をふった時、どこからか話し声 が聞こえてきました。 「誰だろう？」 あたりをみまわしましたが、誰もいません。 じっと耳をすませて聞いていると、桜の花 がこんなおしゃべりを…

「花のほほえみ」より きつねのかみそりのつぼみ

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」５ 一つは、桜の花びらで囲まれた中に、小さ な鈴が入っていました。 「リーン・リーン・リーン」 鈴虫が鳴いているような、すんだ音色の鈴 でした。 姫はこの鈴がお気に入りで、なくなるまで 大切にしていました。

「花のほほえみ」より 夏水仙

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」４ 姫は一つ・二つ・三つ…と、花を数えはじ めました。 しかし、たくさんすぎて、幼い姫には数え ることができませんでした。 「ねえ、おとうさま。花はいくつぐらい咲 いているの？」 「ニ百ぐらいは咲いているだろう」 お…

「花のほほえみ」より 雨にぬれた露草

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」３ 「わぁ、いい声。うぐいすさん、じょうず に鳴けるようになってよかったね」 姫は、うぐいすに話しかけました。 うぐいすもうれしそうです。

「花のほほえみ」より 小菊

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」２ 梅の花が何輪か咲き始めた春のある日。 「ホ…ホ…」 「ケキョ…、…ケキョ」 庭で小鳥が鳴いています。 「おとうさま、おとうさまー」 姫が、大声でおとうさんをよんでいます。 「おとうさま、あの鳥は何という鳥？」 「姫…

「花のほほえみ」より 小菊

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」１ 今からおよそ五百年前。 小桜姫は、相模の国・鎌倉で生まれました。 姫の生家は、大江といいます。 大江家は、大昔からずっと続いた旧家でした。 大江家には男の子が一人もなく、こどもは 姫だけ。大江家にとって、姫は…

「花のほほえみ」より とんぼ

ふしぎな鈴「プロローグ」２ 「今年もきれいに咲いたのね」 かなは、そっと花のにおいをかぎました。 桜の花の香りが、あたりにぷーんとただよ いました。 大好きなおとうさんがなくなった年の春。 かなはおとうさんといっしょに、この丘へ 桜の花をみにきま…

「花のほほえみ」より 露草

ふしぎな鈴「プロローグ」１ 小高い丘にのぼると、目の前に南アルプス の山々が美しくみえます。 山深いこの町にも、ようやくあたたかな春 がやってきました。 丘の上の桜が、今年も美しく咲きました。

「花のほほえみ」より ひよどりじょうごの実

ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」の章４ 「じいちゃーん、じいちゃんはどこー」 かなはおじいさんの家へ行くたびに、おじ いさんを探して歩きました。 でも・・・おじいさんはどこにもいません でした。 「死ぬということは、姿がみえなくなると いうこ…

８月２２日 おぼえてる がんばっておぼえる 少女 守屋山 春 おしまい りゅうは、みほようこの日記で連載 している、童話「福寿草になった少女」を 読んで、これらのことばをおぼえたのだね。 福寿草になった少女９ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20070822#…

「花のほほえみ」より よめな

ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」の章３ 「じいちゃん…」 かなは胸がつまり、何もいえませんでした。 「かなもこのせみのように、おかあさんの おなかから、生まれてきたのだよ」 おじいさんがぽつりといいました。 おじいさんといっしょにみたせみの羽…

ライオンに 更新したり 童話なり みほようこの日記に住んでいるBlogPet「ryuu」の句 童話「ライオンめざめる」は、みほようこ の四冊目の童話集「ライオンめざめる」に 収録されています。 童話集「ライオンめざめる」は、昨年十月、 「鳥影社」から発行され…

「花のほほえみ」より しゅうかいどうのつぼみ

ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」の章２ 夏のある朝。 かなとおじいさんは、暗いうちにおきて、 うらのりんご畑へ、せみの羽化をみに行き ました。 りんごの木には、土の中からはいだしたば かりのせみの幼虫が、たくさんとまってい ます。 「わぁー。…

八月二十日。 今日は、私のおじいちゃんの命日。 月日のたつのは早いもので、おじいちゃん がなくなってから、３７年になります。 おじいちゃん、元気で暮らしていますか？ ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」の章１ かなは、よちよち歩きの頃から、遠く…

「花のほほえみ」より きくいも

あげはちょうになって６ あげはちょうは、家までついてきた。 そして、いろいろな花が咲いている庭で、 楽しそうに遊んでいた。 あげはちょうは、たまのかんざしの花が気 に入りらしく、花のまわりをまったり、花 の上で休んだりしている。

ryuu占い：りゅう運そこそこ 更新するとりゅう運が上昇しそうです ryuu占い監修:ryuu 私のブログ・みほようこの日記には、 BlogPet「ryuu」が住んでいる。 「あたまがうにになる」さんが、「BlogPet 俳句集」をやっておられた頃は、BlogPetが よんだ句が自動…

「花のほほえみ」より ききょう

あげはちょうになって５ 「ご先祖さま、広々したお墓ができて良か ったね。気持がいいでしょ」 かなとおじいさんは、ひとつひとつの墓に、 花と線香をそなえ、水をかけた。