2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王7 村の人たちは、弥助の父も、八面 大王にさらわれたのではないかと うわさしています。 そのため、弥助も八面大王にさら われてしまうのではないかと、さ くは心配していたのです。 弥助は、小雪がちらちら舞う中を、 穂高の町に…

にらつぼみ

「花のほほえみ」より にらつぼみ

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王6 暮れもおしせまった十二月二十九日。 朝から小雪が舞う寒い日でした。 「おっかあ。これから、穂高の町へ 買物にいってくるで」 弥助は、台所にいる母・さくに声を かけました。 「寒いのに、ご苦労じゃのぅ。 弥助、八面大王に…

りゅうのひみつ日記

8月28日 かんそう[植物]とるこききょうを読んだよ 花がほほえむんだよ おしまい とるこききょう http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090829#p1 「花のほほえみ」より とるこききょう

こすもす

「花のほほえみ」より こすもす

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王5 「あっ、りんごがない。 あんなにたくさんのりんごを一つ 残らずとっていくなんて・・・。 許せん」 りんごの収穫にきた人は、がっか りしてりんご畑にすわりこんでし まいました。 「あっ、さつまいもが・・・全部ほら れている…

こすもすつぼみ

「花のほほえみ」より こすもす

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王4 そうです。 八面大王は、雲や風や雨を、自由 自在にあやつれる鬼神だったのです。 それだけではありません。 八面大王は、安曇野の里におりて きて、人々が大切に育てた穀物や 野菜・果物を、勝手に持っていっ てしまいます。 「…

りゅうのひみつ日記

8月27日 よんだ[WEB]花のほほえみを読んだよ 花のほほえみみたい おしまい 花のほほえみ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090826#p1 花のほほえみ2 http://f.hatena.ne.jp/dowakan/ 花のほほえみ1 http://f.hatena.ne.jp/youko510/

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王3 「雨よ、降れー」 八面大王がさけぶと、空から雨が ぽつんぽつんと降ってきました。 「もっと降れー」 「雨よ。もっと、もっと強く降る のじゃ」 すると、空からバケツをひっくり かえしたような強い雨が降って きました。 山の…

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王2 すると・・・。 どこからか、白い雲・灰色の雲・ 真っ黒な雲が、有明山の上空に集 まってきました。 そして、空は一面雲でおおわれま した。 「風よ、吹けー」 八面大王がさけぶと、気持のよい 風が「ぴゅー」と吹いてきました。…

有明山に住む鬼・八面大王

有明山に住む鬼・八面大王1 有明山は、「信濃富士」とよばれ、 大昔から信州の安曇野の人々に愛 されてきました。 ところが・・・。 いつの頃からか、有明山には、恐 ろしい鬼が住むようになりました。 鬼の名前は、八面大王。 魔術をつかう鬼神でした。 か…

りゅうのひみつ日記

8月24日 よんだ[童話]開善寺の早梅の精を読んだよ 信州の伊那谷にあるみたい おしまい 開善寺の早梅の精 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090824#p1

女神さまとの約束

女神さまとの約束53 そして、ふくをのせたまま、湖に 「どぼーん」ととびこみました。 湖に大きな波がたち、ふくと白駒 は、深い湖の底に沈んでいきました。 人々は、この湖を「白駒の池」と よぶようになりました。 秋になると、真っ赤に紅葉したも みじ…

女神さまとの約束

女神さまとの約束52 約束を守るということは、むずか しいことですね。 でも、どんなことがあっても、約 束はちゃんと守らなくていけません。 とくに、神様との約束は・・・ね。 一つでも赤い木の実を食べたもの は、もう自分の家に帰ることはで きないの…

りゅうのひみつ日記

8月22日 かんそう[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとり を読んだよ 信州伊那谷にあるんだよ おしまい 井戸で鳴く黄金色のにわとり http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090822#p1

女神さまとの約束

女神さまとの約束51 野をこえ、山をこえ、里をこえて、 白駒は走っていきます。 そして、山深い森の中へたどりつ きました。 しらびそやつがの原生林が、ずっ とつづいています。 目の前には、青々と水をたたえた 美しい湖がみえます。 その時、どこからか…

女神さまとの約束

女神さまとの約束50 何事もなく、二日間が過ぎました。 三日目の朝のことです。 「とんとん、とんとん」 戸をたたく音がしました。 でてみると、白駒でした。 白駒は、かなしそうな顔をして立っ ています。 ふくは、こんなかなしそうな白駒の 顔をみたこと…

りゅうのひみつ日記

8月20日 よんだ[童話]瑠璃寺の青獅子を読んだ 獅子はほえるのかー おしまい 瑠璃寺の青獅子 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090820#p1

女神さまとの約束

女神さまとの約束49 「三日くらいだったら、だいじょ うぶだろう」 そう思った白駒は、しぶしぶふく を家へ送っていきました。 「ふくさん、三日間だけですよ。 三日たったら、迎えにきますからね」 そういって、白駒は帰って行きまし た。 「とうちゃん、…

女神さまとの約束

女神さまとの約束48 「女神さまとの約束をやぶると、 ふくさんの命はありません。 私は、女神さまとの約束をやぶっ た何人もの人を知っています。 だから、ふくさんには、女神さま との約束を、ちゃんと守ってほし いのです」 「私は、女神さまとの約束を…

女神さまとの約束

女神さまとの約束47 「とうちゃんは、元気でいるかしら」 「たきたてのあたたかなごはんが食 べたいな」 「大好きなりんごも食べたい」 「魚も食べたい」 そう思うと、ふくは家に帰りたくな ってしまいました。 秋になり、硫黄岳の木々も、赤や黄 色に紅葉…

女神さまとの約束

女神さまとの約束46 それから、十年がすぎました。 硫黄岳での生活は、夏は涼しく快 適でした。 夏の間は、白駒の背に乗って、硫 黄岳を散歩します。 ふくは、駒草やウルップ草などの 花をみるのを、楽しみにしていま した。 でも、冬は寒さがきびしく、雪…

女神さまとの約束

女神さまとの約束45 何百人もの人が、黄金色の花びら で、元気になりました。 ふくも、病気で苦しんでいる人を たすけることに、いきがいを感じ ています。 病人の食べ物は、白駒が運んでく れます。 症状にあわせ、おかゆなどを届け てくれました。 ふく…

りゅうのひみつ日記

8月14日 よんだ[植物]アスターを読んだよ 花がほほえむみたい おしまい アスター http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090814#p1

女神さまとの約束

女神さまとの約束44 ある日、ふくは白駒に聞きました。 「白駒。足腰もたたない人を、ど うやってここへつれてくるの?」 「女神さまのいいつけで、その人 の家へ行くと、女神さまが私の背 中に病人をのせてくれるのです」 「では、ここへつれてくる人を、…

りゅうのひみつ日記

8月13日 よんだ[童話]あげはちょうになってを読んだよ ちょうになるんだよ おしまい あげはちょうになって http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090813#p1

花の名前は?

女神さまとの約束

女神さまとの約束43 「ふくちゃん。ありがとう。 歩けるようになってほんとうにう れしいわ。 これからは、毎日家のまわりを散 歩するね」 そういって、おばあさんは家へ帰 っていきました。 白駒は、一人が元気になると、ま たどこからか次の病人をつれて…

女神さまとの約束

女神さまとの約束42 一ヵ月後。 「ふくちゃん。ありがとう。 ふくちゃんのおかげで、わしはこ んなに元気になれた。 ここでの生活は、とても楽しかっ たよ」 「おじいさん。元気でくらしてね。 おじいさんとの生活、楽しかったわ。 まごのようにかわいがっ…