2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

紫露草

春咲いた紫露草を、刈りました。 そうしたら、また芽がでて、花が咲きました。 紫露草って、強い植物なのですね。 「花のほほえみ」より 紫露草

ふしぎな鈴「朝顔のエスカレーター」の章

ふしぎな鈴「朝顔のエスカレーター」1 それから一年後。 残暑の厳しい九月五日のことでした。 大好きなおとうさんが、心臓病で急になくな ってしまいました。しんきんこうそくでした。 「かな、おじいちゃんとおばあちゃんに、か わいがってもらったことを…

露草

休耕田に、露草がたくさんはえていました。 きれいな花ですが、刈り取りました。 花が咲いているのに、ごめんね。 「花のほほえみ」より 露草

ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」の章

ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」3 温かだったおじいさんの体が、氷のように冷 たくなっていくのが信じられませんでした。 「じいちゃん、じいちゃん」 かながいくらよびかけても、おじいさんは何 も返事をしてくれません。 「じいちゃーん、じいちゃ…

童話集「ライオンめざめる」

みほようこの四冊目の童話集・「ライオンめざめ る」が、今年http://www.choeisha.com/ から発行されます。 最後の校正も終り、今、本の装丁をしています。 九月までには、本ができる予定。 収録される童話 ・ ライオンめざめる ・ 笛の音よ、永久にひびけ …

夕顔

「花のほほえみ」より 夕顔

ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」の章

ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」2 おじいさんはあぶら蝉のことをいろいろ教えて くれました。 みていると、背中がぱかっとわれて、中から蝉 が元気よくとびだしてきました。生まれたばか りの蝉は、うすい灰色がかった空色をしています。 小さく縮れ…

しゅうかいどう

「花のほほえみ」より しゅうかいどう

ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」の章

ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」1 かなはよちよち歩きの頃から、遠くに住んでいる おじいさんの家へ、遊びに行きました。 「かなや、かなや」 おじいさんとおばあさんは、初まごのかなをかわ いがってくれます。 「じいちゃん、まってー」 「ばあちゃ…

オキザリス

「花のほほえみ」より オキザリス

ふしぎな鈴「かな生まれる」の章

ふしぎな鈴「かな生まれる」 小桜姫がなくなってから、五百年近い月日が たちました。 南アルプスの山々が美しくみえる町に、女の子 が生まれました。かなが生まれた時、丘の上の 桜がとても美しく咲いていたそうです。 かなは、おとうさんとおかあさんと三…

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」の章

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」8 なくなる少し前、姫はぼだい寺の和尚に、大切に していた二つの鈴を預けました。 「私もじきに死ぬだろう。でもいつかこの世に再 び生まれてきたい。生まれ変わって、大好きな父 や母、夫とともに、もう一度この世で暮ら…

きあげは

幼虫や よってみました 日記かな わが家のBlogPet「ryuu」の句 みほようこの日記にも きあげはのことを、何度か書きました。 みほようこの日記 http://d.hatena.ne.jp/youko510/ 「みほようこの日記」より http://d.hatena.ne.jp/youko510/20041212 http://d…

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」の章

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」7 ところが、ある日、姫がおそれていた大きな戦 が始まりました。それは三年にもわたる、長い きびしい戦でした。 ひとつきに何度となくくりかえされる夜討ち、 朝がけ、やあわせ、きりあい。どっとおこると きの声、空を…

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」の章

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」6 年頃になった姫は、はっとするほど美しい娘 になりました。姫は姿が美しいだけでなく、 心の優しい人でした。 姫が二十才になった春のことです。 「姫、義意はわしがほれた男じゃ。この人なら、 姫を幸せにしてくれるだ…

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」の章

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」5 「・・・」 聞こえなかったのかしらと思い、姫はもう一度 鈴をふり、ゆっくり話しかけました。 でも、桜の花は何も答えません。 姫は何度も鈴をふり、桜の花に話しかけました。 「こんにちは。私、小桜よ」 「・・・?」…

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」の章

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」4 「その鈴はね、桜の花びらの・・・鈴でね」 「みんな聞いた?桜の花びらの鈴・・・ですって」 「その鈴を・・・靜かにリーン・リーン・リーン ・・・と何回かふると、私たちのような花や小鳥と ・・・お話することができ…

童話集「ライオンめざめる」

みほようこの四冊目の童話集・「ライオンめざめ る」が、今年http://www.choeisha.com/ から、発行されます。 「ライオンめざめる」は、「風の神様からのおく りもの」シリーズ4。 収録される童話 ・ ライオンめざめる ・ 笛の音よ、永久にひびけ ・ かきつ…

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」の章

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」3 もう一つの鈴は、桃の実の形をしていて、中に 入っている鈴も、少し大きめです。 「リーン・リーン・コロンころん」 なんともいえない良い音がします。 和紙でできていて、あどけないこどもの顔がかい てありました。 姫…

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」2 姫のおとうさんは、小鳥が大好き。小鳥の鳴 きまねもとても上手でした。 「姫、きてごらん。椿の木にめじろがきてい るよ」 庭へ小鳥が来ると、おとうさんは小鳥の名前 を教えてくれます。 姫は、小鳥の名前や鳴き声を、…

みほようこの日記

このわが家 発行される 日記なり わが家のBlogPet「ryuuu」の句 ・ みほようこの日記 http://d.hatena.ne.jp/youko510/ ・ ほほえみ http://d.hatena.ne.jp/dowakan/

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」の章 

ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」1 今からおよそ五百年前。 小桜姫は、相模の国・鎌倉で生まれました。 姫の生家は、大江といいます。大江家は大昔から ずっと続いた旧家でした。 大江家には男の子が一人もなく、こどもは姫だけ。 大江家にとって、姫はた…

ふしぎな鈴「プロローグ」

ふしぎな鈴「プロローグ」 小高い丘にのぼると、目の前に南アルプス の山々が美しくみえます。 山深いこの町にも、ようやくあたたかな春 がやってきました。 丘の上の桜が、今年も美しく咲きました。 かなは丘へ着くと、桜の木の方へ走って行 きました。 そ…

ふしぎな鈴

「花のほほえみ」より ふしぎな鈴 リーン・リーン・リーン…。 500年の時をへて、心やさしい小桜姫と現 代の少女を結ぶ、美しい鈴の音が聞こえる。 風の神様が、そっと教えてくれたお話。 「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の本。 昨年九月、http://ww…

ryuu占い

ryuu占い:収録運好調 「なぜ?」7月5日には、ししうどの葉に、 収録がうみつけられていたのに。 ryuu占い監修:ryuu りゅう、ししうどの葉に「卵」でしょ。 せっかく、きあげはが、ししうどの葉に卵を うんでくれたのに、あーちゃんはいそがしく て、きあげは…

おさなごのひとみ

平林たい子著 「鬼子母神」より この艶やかな目、 どんな良質の水銀の裏打ちある磨きの よい鏡よりもよく澄んでいるこの目は、 まだいくらも人生を映していないとい うことで真新しく、こんなに綺麗なのだ。 「鬼子母神」は、下記の本に収録されている。 こ…

こすもす

ふと、おとなりの庭をみると、もうこすもすの 花が咲いていた。 「暑い、暑い」といっているのに、もうこすも すの花が咲くのか。 「花のほほえみ」より こすもす

愛犬「りゅう」ばいばい、またね

このりゅうが 読んでもらえる 童話かも このりゅうは 近づいてきて 童話だね わが家のBlogPet「ryuu」の句 15年と3ケ月、私たち夫婦と暮らした愛犬・ りゅうの物語。 愛犬「りゅう」 ばいばい、またね http://www.geocities.jp/dowakan/ryuu.html

小さな音楽会

「ツピー・ツピー・ツピッー」 「ピーヒョロロ・ぴーひょろろ」 「かっこう・かっこう・かっこう」 「ピーヨ・ピーヨ」 耳をすますと、裏の林から、庭から小鳥の声 が聞こえてきます。 まるで、小鳥たちが音楽会をしているみたい。 童話「小さな音楽会」 htt…

童話集「風の神様からのおくりもの

神様に 紹介すなる 難しい わが家のBlogPet「ryuu」の句 童話集「風の神様からのおくりもの」は、 みほようこの初めての童話集。 2001年8月、 http://www.choeisha.com/ から、発行されました。 ・ 神様はいるのだよ ・ 祈りの大切さ 「神様なんていな…