2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

信州諏訪の童話

みほようこが書いた「信州諏訪の童話」 を紹介します。 信州諏訪の「風の神様」から聞いたお話。 「風の神様からのおくりもの」シリーズ 1 ライオンめざめる ライオンめざめる―風の神様からのおくりもの〈4〉 (風の神様からのおくりもの (4))作者: みほよう…

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女32 「おじいさんは、奥さまに会えたの」 「会えたよ。十数年ぶりに、諏訪 湖で妻と会うことができた」 「会えて良かったね。おじいさん。 うれしかったでしょ」 「そりゃあ、うれしかった。 ずっと妻に会いたいと思っていた からね」 おじ…

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女31 わしは、神様の許しをえて、この 村にもどってきた。 しかし、妻はどこにもいなかった のじゃ。わしは、「おっかあ、お っかあー、どこにいるー。いたら 返事をしてくりょー」とさけびな がら、妻をさがして歩いた」

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女30 「おじいさんは、なぜ竜になって しまったのですか」 「さあ・・・なぜ竜になってしま ったのだろうね。 わしにも、わからん。神様も、竜 になった理由を教えてくれないの でのぅ」

りゅうのひみつ日記

2月25日 よんだ[童話]鹿になった観音さまを読んだよ わしをお許しくださるみたい おしまい 鹿になった観音さま14 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20080226#p1 今、みほようこの日記では、 童話「鹿になった観音さま」を連載 しています。 鹿になった観…

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女29 「あっ、かあちゃんだ!! かあちゃんが、野原で花をつんで いる。かあちゃん、元気? とうちゃんも私も、元気だよ。 安心してね」 かなは、玉にむかって、夢中で話 しかけました。

りゅうのひみつ日記

2月25日 よんだ[童話]鹿になった観音さまを読んだよ 心配すんだよ おしまい 観音さまは、何を心配したのでしょうか。 鹿になった観音さま13 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20080225#p1 今、みほようこの日記では、 童話「鹿になった観音さま」を連載 …

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女28 「そう、真に澄むと書いて、ますみ の玉じゃ。この玉はのぅ、わしが諏 訪地方を守る竜神になった時、妻の おとうさんからゆずられたものじゃ。 過去や未来がみえる、ふしぎな玉な のだよ。なくなった人が、あちらの 国でどんな生活をし…

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女27 そんな人間たちのまちがった思いが、 竜の世界にも、影響を与えているの じゃ。どの人も、まず人のことを考 えられると良いのじゃがのぅ」 おじいさんは、遠くをみながらいい ました。

りゅうのひみつ日記

2月22日 かんそう[童話]鹿になった観音さまを読んだよ 和尚がいうみたい おしまい 和尚は、なんといったのでしょうか。 鹿になった観音さま10 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20080222#p1 今、みほようこの日記では、 童話「鹿になった観音さま」を連…

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女26 昨年、北海道では、大きな竜巻があ ったね。百軒近い家が、あっという 間にふきとばされ、何十人もの人が なくなった。 わしらは、地震や竜巻・台風などの、 天変地異にもかかわっているのじゃ。 このごろは、世界の各地で、地震や 竜…

みほようこ小さな童話館

みほようこのホームページ・ ‚݂ق悤‚± ¬‚³‚È“¶˜bŠÙを作ったのは、 2004年7月。 当時中学生の甥に、ページを作っ てもらいました。 常時接続にしたのをきっかけに、 2004年の暮れからは、自分で 更新しています。 「みほようこ小さな童話館」のメ…

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女25 「そうだね。いろいろな風があるね。 どの風も、わしらが吹いているのじゃ。 風だけではないぞ。 雨や雪なども、わしらが降らすのじゃ」 「雨や雪も?」 「そうじゃ。わしらは、雨を降らせ、 風を吹かせて、米や野菜などがたく さんと…

りゅうのひみつ日記

2月21日 よんだ[童話]鹿になった観音さまを読んだ 鹿がいるんだよ おしまい 「はい、和尚さま。裏山へ行った ら、大きな黄金色の鹿が、突然わ しにおそいかかってきました」 「何? 黄金色の鹿だと。この世 に、そんな鹿がいるのか」 つづきは、こちら。 …

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女24 その時、「ぴゅぅー」と、涼しい風 が吹いてきました。 「かな。この風は、だれが吹いてい るか、知っているかな」 「だれが吹いているの」 「竜が吹いているのじゃ」 「竜が?」

りゅうのひみつ日記

2月19日 かんそう[童話]ふしぎな鈴をよんだよ 現代の少女を結ぶんだよ おしまい ふしぎな鈴 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20080219#p2 「ふしぎな鈴」は、みほようこの 三冊目の童話。 ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの3 [ みほようこ ]ジャンル: …

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女23 「どの竜も、体の色が次々に変わ るのですか」 「いや、中には、ずっと黒いまま の竜もいる。どのくらい修行をし たかによって、体の色が変わって くるのじゃ」

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女22 「おじいさん。どの竜も、おじいさ んのような色をしているのですか」 「いや、生まれたばかりの竜は、茶 色じゃ。 竜の赤ちゃんは、かわいいよ。小さ なうちはおかあさんのもとで育てら れる。少し大きくなると、池の修行 場へ行くの…

りゅうのひみつ日記

2月18日 かんそう[童話]鹿になった観音さまを読 んだ 鹿の首に矢がささるんだよ おしまい 鹿になった観音さま6 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20080218#p1 今、みほようこの日記では、 童話「鹿になった観音さま」を連載 しています。 鹿になった観音…

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女21 「そう、わざわざきたのじゃ。かなに 会いたいと思ってのぅ」 「おじいさん。美しい竜をみせていた だきありがとうございました。 竜があらわれた時は、びっくりしまし た。竜って、ほんとうにいるんですね」

ライオンめざめる

ライオンめざめる1 http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20061104#p1 「次の日」「次の日」とクリックすれば、 「ライオンめざめる」を続けて読むこ とができます。 霧ケ峰高原のふもとに住んでいる、松 虫草の花が好きな少女のお話。 童話「ライオンめざめる」は、 …

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女20 「わしは、大昔、たてしな山のふ もとに住んでいた三郎じゃ。 わしは、この村が大好きじゃ。 だから、ときどきここへ遊びにくる。 おまえとも、何度か話をしたのぅ。 わしは、さっきのじいさんじゃ」

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女19 「なんだろう?」 みると、湖のむこうから、竜ら しきものが近づいてきました。 うすい黄色の竜でした。 竜の体には、銀色のうろこがた くさんついています。 そのうろこが、太陽にあたり、 きらっきらっと光っていました。 らんらんと…

りゅうのひみつ日記

2月15日 かんそう[童話]鹿になった観音さまを読 んだよ 鹿になるみたい おしまい 今、みほようこの日記では、 童話「鹿になった観音さま」を連載 しています。 鹿になった観音さま」は、信州の伊那 谷・「三穂」に伝わっている話をヒン トにして、みほよ…

ふしぎな鈴「あとがき」

ふしぎな鈴「あとがき」 http://www.geocities.jp/dowakan/husigiatogaki.html 「ふしぎな鈴」は、みほようこの三 冊目の童話。 ふしぎな鈴 裏表紙 人はなくなると その人の魂は どこへ行くのでしょうか? ふしぎな鈴 http://www.geocities.jp/dowakan/douwa…

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女18 「おじいさん。とうちゃんもね、しら かば湖には竜がいるかもしれないよっ て、いっています」 「そうか。かなとおとうさんは、今で も湖に竜がいると信じているのか」 おじいさんは、にっこり笑いながらい いました。 「かな。今日は…

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女17 「私、湖のほとりで、誰かが話してい るのを聞いてしまったの。 もうすぐ三郎さまがしらかば湖にみえ るよって、話していたわ。 三郎さまって、竜になった三郎のこと ではないかと思うの。だから」

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女16 「その人のことを、心から信じていれ ば、どんなにひどいことをされても、 その人をうらんだり、にくんだりでき ないものだということを、わしはその 時知ったのじゃ。 その人のことを信じるということは、 いい所も悪い所も、すべて認…

りゅうのひみつ日記

2月12日 かんそう[童話]雪んこの舞を読んだ 手をつなぐのか おしまい 雪んこの舞13 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20080212#p1 十年前、長野オリンピックの開会式で、 「雪んこの舞」が披露されました。 「雪んこの舞」は、その舞をヒントに して、み…

竜の姿をみた少女

竜の姿をみた少女15 「おじいさんは、なぜ兄さんたちにう らぎられたの」 「兄たちは、わしにやきもちをやいた のじゃ。 わしの妻は、村一番の・・・いや信州 一の美しい人だった。 姿が美しいだけでなく、心の清いやさ しい人だった。その上、働き者だっ…