2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

花のほほえみ

紫露草

花のほほえみ

紫露草

鹿になった観音さま

[童話]鹿になった観音さま 鹿になった観音さま 19 和尚は、石になってしまった愛犬に、毎日お経 をあげています。 一ヶ月後。 和尚は、いつものように、石になった二匹の愛 犬に、お経をあげていました。 すると・・・。 「わん、わん、わん」 犬の声が…

花のほほえみ

にらつぼみ

花のほほえみ

にらつぼみ

鹿になった観音さま

[童話]鹿になった観音さま 鹿になった観音さま 18 「三郎さ。鹿狩りにはいかないのかい」 「はい、和尚さま。あれいらい、わしは鹿狩り をやめました。弓をひくこともしません」 「そうか」 「和尚さま。今日は話があってやってきました」 「三郎さ、話…

花のほほえみ

にら

花のほほえみ

にら

鹿になった観音さま

[童話]鹿になった観音さま 鹿になった観音さま 17 「タケル、チハヤ。なぜ石になってしまった のじゃ」 和尚は、石になってしまったタケルとチハヤ を、何度もなでました。 そして、二匹の犬にお経をあげました。 二人は、石になった犬たちをつれて、寺…

花のほほえみ

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鹿になった観音さま

[童話]鹿になった観音さま 鹿になった観音さま 16 「観音さま。身の危険を感じたとはいえ、わし は観音さまの化身である鹿に矢をむけてしまい ました。どうか、わしをお許しください。今ま で、わしは、たくさんの鹿を殺しました。なん て罪深いことをし…

花のほほえみ

かたばみ

花のほほえみ

かたばみ

鹿になった観音さま

[童話]鹿になった観音さま 鹿になった観音さま 15 すると、和尚がいいました。 「三郎さは、あけてもくれても、鹿狩りを している。もういいかげんに、殺生をやめ たらどうかと、観音さまがいっているのか もしれんぞ。 鹿は、神様や仏さまのおつかいを…

花のほほえみ

かたばみ

花のほほえみ

かたばみ

鹿になった観音さま

[童話]鹿になった観音さま 鹿になった観音さま 14 「三郎さ。黄金色の鹿は、小さい観音さまの 化身だったのかもしれないぞ」 「えっ、観音さまの化身?」 「そうじゃ」 「じゃあ、わしは・・・観音さまに・・・矢 をむけたということですか」 「そういう…

花のほほえみ

露草

花のほほえみ

露草

鹿になった観音さま

[童話]鹿になった観音さま 鹿になった観音さま 13 「わしにもさっぱりわかりません。和尚さま、 後で裏山へ行ってみましょう」 「じゃあ、まず、観音さまを、本尊にお供え しよう」 二人は、本堂へ行きました。 「あっ」 和尚が、大きな声をあげました。…

花のほほえみ

ゆきのした

花のほほえみ

ゆきのした

鹿になった観音さま

[童話]鹿になった観音さま 鹿になった観音さま 12 「そうか」 「わしは、その鹿をさがして、山の中をあちこち 歩きました。そして、大きな杉の木の根元で、こ の観音さまをみつけたのです」 「ふしぎなことがあったものじゃのぅ。それで、 うちのタケル…

花のほほえみ

ゆきのした

花のほほえみ

ゆきのした

鹿になった観音さま

[童話]鹿になった観音さま 鹿になった観音さま 11 「いません。多分いないと思います。わしも、 初めてみました。その鹿は、美しい黄金色の 鹿でした。しかも、びっくりするような大き な鹿。その鹿が、突然わしにおそいかかって きたのです。わしは、そ…

花のほほえみ

ばら

花のほほえみ

ばら

鹿になった観音さま

[童話]鹿になった観音さま 鹿になった観音さま 10 「とにかく、和尚さまに知らせなくては」 三郎は、観音さまをもって、急いで寺へ帰りま した。 「和尚さま。た、大変です」 「どうしたのじゃ。三郎さ」 「裏山に、こんなものが落ちていました」 三郎は…

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ばら