2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧
1月31日 よんだ[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとり を読んだよ 火をつけるんだよ おしまい 井戸で鳴く黄金色のにわとり21 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100131#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100111#p1 「井戸…
福寿草になった少女6 長者が守り袋をとりあげると、 「リーン・リーン」と、良い音がし ました。 中に鈴が入っているようです。 女の子のおかあさんが、お守りの つもりで、鈴をおいていったので しょうか。 長者が袋をあけてみると、中に黄 金色の鈴が入っ…
福寿草になった少女5 「だんなさま、だんなさま。 た、大変です」 「何じゃ。そうぞうしい」 「だんなさま、門の所に赤ちゃん が・・・赤ちゃんがいます」 「何? 赤ちゃんがいると・・・」 「はい、赤ちゃんがいます」 長者と妻は、門の方へ走って行き ま…
福寿草になった少女4 二十年が過ぎました。 二人とも、四十すぎになりました。 「もう年だから、こどもはむりね」 「毎日こどものことをお願いして いるのに、なぜ明神さまは、わしら の願いを聞いてくれないのじゃろ」 二人は、こどものことを、あきらめ …
1月28日 かんそう[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとり を読んだ 油断はできるんだよ おしまい 井戸で鳴く黄金色のにわとり18 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100128#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100111#p1 「井…
福寿草になった少女3 「わしらにも、元気なこどもがほ しいのぅ」 こどもたちをみるたびに、二人は そう思います。 「長者さまも奥さまも、あんなに こどもが好きなのに、なぜこども が授からないのじゃろ。 早くこどもが授かると良いのぅ」 長者夫婦は、こ…
1月27日 かんそう[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとり を読んだよ 井戸で鳴くんだよ おしまい 井戸で鳴く黄金色のにわとり17 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100127#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100111#p1 「井…
福寿草になった少女2 「明神さま、どうかわしらに元気 なこどもをお授けください」 そういって、二人は、明神さまに 朝晩お願いしていました。 二人は、こどもが大好きです。 「長者さま、あそぼ」 「おくさま、あやとりしましょ」 やしきの庭へ、近所のこ…
1月26日 かんそう[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとりを 読んだ 退治するのかー おしまい りゅう、信忠は「大蛇ケ淵」にいる何を 退治するのかな? 井戸で鳴く黄金色のにわとり16 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100126#p1 初めて読んでくださったかた…
福寿草になった少女1 諏訪湖の近くに、守屋山という山 があります。 「守屋山には、明神さまが住んで おられる」と、いわれています。 山のふもとに、朝日長者とよばれ る、大きなやしきがありました。 長者は、宝がいっぱいつまった、い くつもの蔵を持っ…
1月25日 よんだ[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとり を読んだよ 水柱があがるんだよ おしまい りゅう、どこから水柱があがるのかな? 「大蛇ケ淵」から、水柱があがるのだよ。 井戸で鳴く黄金色のにわとり15 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100125#p1 …
雪んこの舞13 雪もやみました。 すみきった空には、大きな黄金色 の月が顔をだしました。 星もきらきらとかがやいています。 「雪んこたちよ、楽しい舞をあり がとう」 人間たちが口々にさけんでいます。 るみは仲良しの友だちとしっかり 手をつなぎ、空の…
雪んこの舞12 夕方、空の国から応援にかけつけ たおおぜいの雪んこで、長野の町 は真っ白になりました。 まわりの山も家も道も真っ白です。 るみたち雪んこは、まだ楽しそう におどっています。 雪んこの舞をみていたおおぜいの 人間たちも、一緒におどり…
1月23日 かんそう[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとり を読んだ 井戸で鳴くのかー おしまい 井戸で鳴く黄金色のにわとり13 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100123#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100111#p1 「井戸…
雪んこの舞11 百五十人の雪んこたちは、この日 のために作ったおそろいの白い服・ 白いぼうし・白いくつでおどりま した。 るみも仲良しの友だちと手をつな ぎ、楽しそうにおどっています。 「雪んこってかわいいね」 「楽しいおどりだね。私もおどり たい…
「みほようこの童話集」の中に、 福寿草の童話が二つ収録されて います。 ・ 守屋山に黄金色の花が咲いた ・ 福寿草になった少女 1 守屋山に黄金色の花が咲いた http://www.geocities.jp/dowakan/moriyasan1.html 風の神様からのおくりもの―諏訪の童話作者:…
雪んこの舞10 るみもひっしでけいこしたので、 なんとか人並みにおどれるように なりました。 るみは仲良しの友だちと手をつな ぎ、出発しました。 百五十人の雪んこたちは、楽しそ うにおどりながら、長野の町へむ かっておりていきます。 やっと長野につ…
1月20日 かんそう[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとり を読んだ 戦が始まるのかー おしまい 井戸で鳴く黄金色のにわとり10 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100120#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100111#p1 「井戸…
雪んこの舞9 野も山も、雪で真っ白になりました。 一週間で、ニメートル近い雪がふっ たのです。 電車もバスも車も動きません。 「雪よ、早くやんでくれー」 人間たちは、毎日空をみあげ、ため いきをついています。 二月七日。 今日は、人間たちに、雪の舞…
雪んこの舞8 最後までちゃんとまった雪んこは、 一人もいません。 るみも最初は上手にまっていたの ですが、途中からすとーんと落ち てしまいました。 その様子をみていた空の神様は、 ほとほとこまってしまいました。 さっそく風をよび、どうしたらい いか…
1月19日 よんだ[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとり を読んだ 井戸で鳴くのかー おしまい りゅう、信州の伊那谷にあった 「大島城」の井戸では、るり姫が かわいがっていたにわとりが鳴く んだよ。 井戸で鳴く黄金色のにわとり9 http://d.hatena.ne.jp/you…
雪んこの舞7 いやみをいわれても、けなげにが んばるるみの姿をみて、一人ふた りとるみにやさしいことばをかけ てくれる雪んこがあらわれました。 もうるみはひとりぼっちではあり ません。 十ニ月八日。 代表の雪んこたちが、下界へおり るリハーサルの日…
1月18日 よんだ[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとり を読んだよ 知らせにくるんだよ おしまい りゅう、「大島城」へ何を知らせ にきたのかな? 井戸で鳴く黄金色のにわとり8 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100118#p1 初めて読んでくださったかたへ htt…
雪んこの舞6 「るみちゃん、あんなおどりかた ではだめよ。 もっと手や足を高くあげなくては」 「なぜるみちやんはみんなにあわ せることができないの」 代表に選ばれた雪んこたちも、何 かとあしでまといになるるみに、 ひややかな目をむけています。 るみ…
雪んこの舞5 空の神様はさっそく雨や風と相談 して、長野の町へ雪んこをおおぜ いつれていくことにしました。 空の国では、各地区から雪の舞を する百五十人の代表が選ばれました。 代表の雪んこたちは、舞の先生の もとできびしいけいこをすること になり…
雪んこの舞4 がんばりやのるみは、ころんでも ころんでも自分でおきあがり、一 生けんめい舞のけいこをしました。 そして、るみは、一ヶ月で基本の 舞ができるようになったのです。 秋が終わるころ、空の神様のもとに、 人間の国から手紙がとどきました。 …
1月15日 よんだ[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとり を読んだよ 淵がみえるみたい おしまい 井戸で鳴く黄金色のにわとり5 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100115#p1 りゅう、「大島城」から、「大蛇ケ淵」 がみえるのだよ。 るり姫はね、その淵が大好き…
雪んこの舞3 「るみ、もっと左足を高くあげて」 おかあさんの声で左足をあげると、 るみはバランスをくずし、すって んころりんところんでしまいます。 おかあさんにとって、目のみえな いるみに雪の舞を教えることは、想 像していた以上に大変な仕事でした…
1月14日 かんそう[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとり を読んだよ 井戸で鳴くんだよ おしまい 井戸で鳴く黄金色のにわとり3 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100113#p1 初めて読んでくださったかたへ http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100111#p1 「井戸…
雪んこの舞2 るみも生まれてすぐ、おかあさん から雪の舞の手ほどきを受けました。 「ちら、ちら、ちら」 「ちーら、ちーら、ちーら」 これが雪の舞の基本です。 おかあさんはるみの前で、何度も 何度もおどってみせました。 しかし目のみえないるみには、…