「花のほほえみ」より 秋明菊白
瑠璃寺の青獅子14 小屋へもどった男は、木の前で何度 も深呼吸をし、心を静めました。 「獅子よ。これから、荒彫りを始め るぞ」 そう声をかけ、男は木を彫り始めま した。 「こっ、こっ、こっ」 木を彫る音だけが、小屋にひびきま す。 のみがきれなくな…
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