大国主命さま・明神さまとのであい

初めてのかたは、昨日の日記を読んでくださ
いね。


    大国主命さま・明神さまとのであい1


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20060218




   大国主命さま・明神さまとのであい 2


すると、本殿の方からおごそかな声が聞こえて
きました。
「かな、わしはおまえに会えるのを、長い間ずぅ
ーと待っていたのじゃ。今日は、おまえに会うこ
とができてうれしい。これからはこの境内で時々
会おう。かな、待っているぞ」と。
明神さまの声だったのでしょうか。



校長先生は、明神さまがなぜ出雲の国からこの諏
訪へこられたのか、その理由も話してくれました。
かなは、大国主命さまと、明神さまに会うことが
できて良かったなと思いました。
「なくなったとうちゃんが、二人の神様に会わせ
てくれたのだな」
かなは、そう思いました。



諏訪大社をお参りした後、かなと校長先生は諏訪
湖へ行きました。
諏訪湖は、太陽にあたり、きらきらと輝いていま
した。
「わー、大きな美しい湖」
「私は、諏訪湖をみるのが大好き。何か困ったこ
とがあると、諏訪湖をみにくる。湖をながめてい
ると、嫌なことも、つらいことも忘れてしまうよ」
校長先生は、いいました。
「私も校長先生と同じように、この湖が好きにな
りそうだわ」
かなは、そっとつぶやきました。



童話「大国主命さま・明神さまとのであい」は、
みほようこの三冊目の本・「ふしぎな鈴」のつづ
きとして書きました。



童話「ふしぎな鈴」は、昨年九月、
http://www.choeisha.com/から、
発行されました。



ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)

ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)