風の神様からのおくりもの

　　　風の神様って、知っていますか。

風の神様とは、諏訪の神様・明神さまのこと
です。諏訪の神様は、狩猟の神様・農耕の神
様ともよばれています。

みなさんは、七年に一度おこなわれる「御柱
祭」を知っていますね。その「御柱祭」で有
名な神社・諏訪大社に住んでおられる神様な
のです。
そうそう、諏訪湖の「おみわたり」でも有名
ですね。

　　　「風の神様のおくりもの」とは？

　　「風の神様からのおくりもの」より　抜粋

風の神さまは、守屋山でかいこをかっていまし
た。かいこからは、毎年沢山のまゆ玉がとれま
した。真っ白いまゆ玉です。

風の神さまが住んでおられる守屋山には、こん
ないいつたえがありました。
守屋山では、四百年に一度、それもたったひとつ
だけ、黄金色に輝く小さなまゆ玉がとれるといわ
れています。
この地方に住んでいる人々のやさしい気持が、黄
金色のまゆ玉になるのだそうです。
風の神さまは、四百年にひとつだけとれる黄金色
のまゆ玉を、とても大切にしておりました。

そのまゆ玉は、たとえ風の神さまがもうひとつほ
しいと思っても、なかなか手にはいらない貴重な
まゆ玉だったのです。

　　　とくにこのごろは、人々にやさしさが

　　　なくなり、「自分さえよければ、他人

　　　はどうなってもよい」という人がほと

　　　んどです。

だから、二千年くらいたたないと、黄金色のま
ゆ玉は手にはいらなかったのです。
黄金色のまゆ玉は、この地方に住んでいる人々
のやさしさをしめす、鏡のようなものでした。

http://www.geocities.jp/dowakan/kazenokami1.html

　　　黄金色のまゆ玉とは？　　どんなまゆ玉

　　　　　黄金色のまゆ玉

http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20060329#p1

　　　　風の神様が住んでおられる神社

　　　　諏訪大社上社・本宮の写真