喜心・老心・大心


先日、菩提寺曹洞宗の寺)へ行ってきました。
その時、「永平三世徹通禅師七百回御遠忌」という
冊子をいただきました。


徹通禅師は、道元禅師のもとで、典座職につかれた
かたで、「典座教訓の三心」を護られたとか。



      三心とは、

    ・  喜心

    ・  老心

    ・  大心    
 


典座職とは、修行僧の食事をつかさどる大切な役職。



    「喜心」とは


  食を作り三宝に供養できる巡り合わせの

  因縁を感謝し、他人の利益に供する喜び

  をもって勉める喜悦の心




    「老心」とは


  父母が切々と子を思い、我が身の寒さや

  熱さをうち忘れ、子のすこやかなことを

  願いながらいつくしみ育てるような親切

  心



  
    「大心」とは


  大山や大海のように高く広い思いをもち、

  一方に片寄ったり固執せず差別すること

  ない平等で大きな心



この三心の教えが、在家の多くの人々にもいき
届きますように・・・・と結んでありました。