愛犬りゅう「ばいばい、またね」


 愛犬りゅう「ばいばい、またね」51


「りゅう。待ちなさい。りゅう、まてー」
そういいながら、あーちゃんが、すごいい
きおいでぼくをおいかけてくる。
ぼくは、あーちゃんにつかまらないように、
ひっしでにげた。



すると、畑で男の人が働いているのがみ
えた。
ぼくは、その人にちかづいて行った。
「しっ、しっ。ちかづかないで・・・。
私は、犬が大きらいなんだ」
その男の人は、鍬でぼくを追い払った。



「ぼく、何もしないよ」
そうさけんだけれど、その男の人には通じ
なかったみたいだ。
そうこうしているうちに、とうとうあーち
ゃんにつかまってしまった。



「もうしわけありません。この犬、何かし
ましたか」
「いいえ。なにもしません。ただ、私、犬
がきらいなものですから・・・」
男の人は、そういった。



「りゅう、なぜいうことがきけないの!!」
ぼくは、あーちゃんにきつくしかられた。
そして、あーちゃんは二度とつなをといて
くれることはなかった。
とほほ・・・。


                つづく


物語は、まだ続きます。
愛犬りゅう「ばいばい、またね」を、読ん
でいただきありがとうございました。


推敲が終わったら、また再開したいと思い
ます。