ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」の章4
「じいちゃーん、じいちゃんはどこー」
かなはおじいさんの家へ行くたびに、おじ
いさんを探して歩きました。
でも・・・おじいさんはどこにもいません
でした。
「死ぬということは、姿がみえなくなると
いうことなのかしら」
かなはそう思いました。
いつも温かな心でかなに接してくれたおじ
いさん。
おじいさんとのなつかしい思い出は、かな
の心に強く残りました。
「人はいつか死んでしまうのだな」という
ことを、かなはおじいさんの死を通して知
りました。
この章 おわり
童話「じいちゃんとばあちゃん」は、
みほようこの三冊目の本、「ふしぎな鈴」
に収録されています。
「ふしぎな鈴」は、信州諏訪の「風の神様」
から聞いたお話。
「ふしぎな鈴」は、2005年9月、
「鳥影社」から発行されました。
ふしぎな鈴
http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu3.html
http://www.bk1.jp/product/02593627