ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」


 ふしぎな鈴「小桜姫とふしぎな鈴」3


「わぁ、いい声。うぐいすさん、じょうず
に鳴けるようになってよかったね」
姫は、うぐいすに話しかけました。
うぐいすもうれしそうです。



姫のおとうさんは、小鳥が大好き。
小鳥の鳴きまねもとてもじょうずでした。
「姫、きてごらん。椿の木にめじろがきて
いるよ」
庭へ小鳥が来ると、おとうさんは小鳥の名
前を教えてくれます。
姫は、小鳥の名前や鳴き声を、自然におぼ
えました。そして、小鳥たちと仲良しにな
りました。



夏のある朝。
「姫、姫−。きてごらん。
朝顔の花が咲いたよ」
おとうさんが姫をよんでいます。
庭へでると、朝顔の花がたくさん咲いてい
ました。
「わぁ、たくさんの朝顔!!」
 

        つづく



「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の本。
信州諏訪の「風の神様」から聞いたお話。



「ふしぎな鈴」は、2005年9月、
「鳥影社」から発行されました。










    ふしぎな鈴


http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu3.html




http://www.bk1.jp/product/02593627