竜の姿をみた少女


   竜の姿をみた少女33


「そうじゃ。竜がいると信じてい
るかなに、どうしても会いたいら
しい。
さあ、かな。わしの背中へおのり。



妻が待っている諏訪湖へ行こう。
妻に会うだけだから、三十分もあ
れば行ってこられるだろう。
すぐもどってくるから、心配しな
くてだいじょうぶだよ」
おじいさんは、そういいました。



かなは、いわれるままにおじいさ
んの背中へのりました。
「さあ、出発するぞぉ」
おじいさんは、再び竜の姿になり
ました。



「はぁっ、はっ」
おじいさんは、大きな息をはくと、
かなを背中にのせて、空高くまい
あがりました。



「わぁー、いいながめ」
かなは大よろこび。
いくつもの山、いくつもの里をこ
え、二人は諏訪湖へむかってとん
でいきます。


              つづく



まだ続きますが、本になる予定で
すので、これで終わりにします。



続きは、本ができた時、公立図書
館などで読んでいただきたいと思
います。
読んでいただきありがとうござい
ました。



童話「竜の姿をみた少女」は、童話
竜神になった三郎」の続編。



童話「竜神になった三郎」は、
みほようこの二冊目の童話集「竜神
なった三郎」に収録されています。






     童話「竜神になった三郎」


http://www.geocities.jp/dowakan/saburou1.html




    童話集「竜神になった三郎」


http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu2.html



     ビーケーワン

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