2008-05-21 火とぼし山 童話 火とぼし山68 「さあ、そこへきよをねかせてお くれ」 「はい」 手長と足長は、ふとんの上にきよ をねかせました。 「きよ」 「きよ」 「なぜ、うずにはまったのじゃ」 明神さまは、心の中できよに話し かけました。 すると、 「次郎さんが・・・」 「次郎がどうした」 「次郎さんがたいてくれた火が・・・」 つづく 「おみわたり」で有名な信州の諏訪 湖には、「火とぼし山」という悲し い伝説があります。 「火とぼし山」は、その伝説をヒント にして、みほようこが書いた物語。