風の神様からのおくりもの


 風の神様からのおくりもの6


「風の神様、あの子を助けていただ
き本当にありがとうございました。
いちじはどうなることかと私もはら
はらしましたが、風の神様のおかげ
で助かりました。



本当にありがとうございました。
このご恩は一生わすれません。
これからもどうかあの子のことをよ
ろしくお願いします」



「そうそう、かんじんなことをいい
忘れるところじゃった。
実はわしが大切にしている例のまゆ
玉を、女の子においてきたのでその
つもりでな」



「風の神様、例の黄金色のまゆ玉で
ございますか。
そんな大切なまゆ玉をあの子に…。
風の神様、本当にあの子がまゆ玉を
いただいてよろしいのでしょうか」


             つづく



    昨日の分は、こちら。


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20081025#p1



「風の神様からのおくりもの」は、
みほようこの初めての童話集・
「風の神様からのおくりもの」に
収録されています。







心を病む兄のために、明神様にお参
りする心優しい少女の話など4編。


信州諏訪の「風の神様」から聞いた
お話。
挿絵は長野博一先生。
心温まる創作童話。


童話集「風の神様からのおくりもの」


http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu1.html



http://www.bk1.co.jp/product/2056682



   
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   できます。
    
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