ふしぎな鈴2
大好きなおとうさんがなくなった
年の春。
かなはおとうさんといっしょに、
この丘へ桜の花をみにきました。
桜の花が美しく咲いていたのを、
今でもはっきりおぼえています。
その時、おとうさんは小桜姫の話
をしてくれました。
小桜姫が大切にしていた、二つの
鈴のお話です。
「そんな鈴があったらいいなぁ。
大好きな小鳥や花とお話ができる
なんて、さぞ楽しいだろうな」
かなはそう思いました。
ー 小桜姫とふしぎな鈴 ー
今からおよそ五百年前。
小桜姫は、相模の国・鎌倉で生ま
れました。
姫の生家は、大江といいます。
大江家は、大昔からずっと続いた
旧家でした。
つづく
昨日の分は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20081110#p1
「ふしぎな鈴」は、みほようこの
三冊目の童話。
2005年9月、「鳥影社」から
発行されました。
リーン・リーン・リーン。…
五百年の時をへて、心やさしい小
桜姫と現代の少女をむすぶ、美し
い鈴の音が聞こえる。
信州諏訪の「風の神様」が、そっ
と教えてくれたお話。
http://www.bk1.jp/product/02593627
http://item.rakuten.co.jp/book/3642061/
「鳥影社」へ直接注文することも
できます。
送料は無料です。
- 作者: みほようこ,長野ひろかず
- 出版社/メーカー: 鳥影社
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
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