ふしぎな鈴


  ふしぎな鈴5


「わぁ、いい声。うぐいすさん、
じょうずに鳴けるようになってよ
かったね」
姫は、うぐいすに話しかけました。
うぐいすもうれしそうです。



姫のおとうさんは、小鳥が大好き。
小鳥の鳴きまねもとてもじょうず
でした。
「姫、きてごらん。椿の木にめじろ
がきているよ」



庭へ小鳥が来ると、おとうさんは
小鳥の名前を教えてくれます。
姫は、小鳥の名前や鳴き声を、自
然におぼえました。
そして、小鳥たちと仲良しになり
ました。



夏のある朝。
「姫、姫ー。きてごらん。
朝顔の花が咲いたよ」
おとうさんが姫をよんでいます。


             つづく



    昨日の分は、こちら。


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20081113#p1



「ふしぎな鈴」は、みほようこ
三冊目の童話。
2005年9月、「鳥影社」から
発行されました。









リーン・リーン・リーン。…
五百年の時をへて、心やさしい小
桜姫と現代の少女をむすぶ、美し
い鈴の音が聞こえる。
信州諏訪の「風の神様」が、そっ
と教えてくれたお話。



http://www.bk1.jp/product/02593627



「鳥影社」へ直接注文することも
できます。
    
   送料は無料です。


http://www.choeisha.com/