ふしぎな鈴


  ふしぎな鈴31


「黄金色の鳥は、あちらの国って
いったけれど、あちらの国ってど
こにあるのかしら?」
かなは「あちらの国」ということ
ばが、気になりました。



次の朝、かなは黄金色の鳥がとま
っていた柱時計の上を、そっとの
ぞいてみました。
黒い種が、一粒のっていました。



「何の種かしら」と思いながら、
かなはその種を白いふうとうに入
れ、机の奥にしまっておきました。



庭へでると、おとうさんが育てた
朝顔の花が、たくさん咲いていま
した。
白い花も紫の花も、ピンクの花も
咲いています。


              つづく



      昨日の分は、こちら。


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20081210#p1



「ふしぎな鈴」は、みほようこ
三冊目の童話。
2005年9月、「鳥影社」から
発行されました。









リーン・リーン・リーン。…
五百年の時をへて、心やさしい小
桜姫と現代の少女をむすぶ、美し
い鈴の音が聞こえる。
信州諏訪の「風の神様」が、そっ
と教えてくれたお話。



http://www.bk1.jp/product/02593627



「鳥影社」へ直接注文することも
できます。
    
   送料は無料です。


http://www.choeisha.com/