母の短歌65


夏休みの子等の帰省に合せ蒔きし

   とうもろこし丁度食べ頃となる



推敲は作歌の最初で最後なりと

   先生のみ教へ心にしみぬ



帰国せし孤児の従姉妹と通訳を

   通し話すはいたくもどかし



医者の夫と子供に囲まれ今は幸せと

   言ふ従姉妹に心安らぎぬ