2009-01-25 母の短歌74 短歌 空梅雨の続く朝の畑隅に 色染まりし赤紫蘇をつむ 在りし日に夫の植ゑたるハナノキの 木陰に憩ふ墓掃除を終へて 亡き友の形見となりしヒマラヤスミレ 素枯れし花殻友思ひつむ 瑠璃寺の参拝終へて出でし道 肩に百日紅の花散りかかる