女神さまからのおくりもの


  女神さまからのおくりもの33


春は、座禅草やすみれを。
初夏には、れんげつつじを。
真夏には、日光きすげややなぎら
んを。
そして、秋には、すすきや松虫草
の花をみに行きました。



こうして、きよと清太と、そして
白駒は、たくさんの楽しい思い出
を作っていったのです。



第四章 ゆうすげの花咲く高原で



八年がすぎました。
清太は、二十才。
きよは、十七才になりました。
きよは、美しい娘に成長しました。
姿が美しいだけでなく、誰からも
愛される心のやさしい娘でした。


         つづく



     昨日の分は、こちら


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090302#p1



     初めて読んでくださった人へ


     女神さまからのおくりもの1


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090130#p1