女神さまからのおくりもの


  女神さまからのおくりもの43


そんなわけで、どこの馬かわから
ないけれど、白駒はずっとわが家
にいるの。
ねえ、白駒。そうよね?」
きよは、白駒の目をみながらいい
ました。



「そうだったのか」
「清太さん。そうだったのかって、
どういうこと?」
「いやー、こんなことを、きよち
ゃんに話していいのかな」
清太は、話すのをためらっています。



「清太さん。何でも話して。
かくしごとはいやよ」
「白駒。きよちゃんに、あの話を
してもいいかな」
清太は、白駒に聞きました。
「話してもいいよ」というように、
白駒は「ひひーん」となきました。


              つづく



     昨日の分は、こちら


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090312#p1


     初めて読んでくださった人へ


     女神さまからのおくりもの1


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090130#p1