女神さまからのおくりもの


  女神さまからのおくりもの50


すると・・・。
「清太さんは、私の結婚相手は、家
柄がよくて、お金もちなら、それで
いいの」
いつもおだやかなきよが、強い口調
でいいました。



こんなきよをみたことがなかったの
で、清太はびっくりしました。
「おれ、何かきよちゃんの気にさわ
るようなことをいったかな」
清太は、心の中でそっとつぶやきま
した。



「私は、貧乏でもいい。体の丈夫な、
心の清い、自分の考えをしっかり持
った人と結婚したい。
そりゃあ、お金はあったほうがいい
けれど、二人でまじめに働けば、食
べていけると思うの」
「・・・・・」



「私、次郎さんと結婚したくない。
次郎さんがわが家をついでくれるな
ら、私はよそへとついでも良いと思
っているの」
清太は、何もいえず、きよの話をだ
まって聞いていました。


             つづく



     昨日の分は、こちら


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     女神さまからのおくりもの1


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