女神さまとの約束41
おじいさんは、たてしな山のふも
とに住んでいるとか。
七十才くらいの人のよさそうなお
じいさんでした。
畑仕事をしていて、急にたおれて
しまったと話してくれました。
少し元気になったおじいさんは、こ
どものころの話をしてくれました。
おじいさんが歩けるようになると、
岩場のまわりを、二人で散歩しま
した。
「ふくちゃん。太陽がのぼってき
たよ。朝日をみると、元気がでるね」
「おじいさん。夕焼けにそまった
山は、きれいね」
硫黄岳からみる朝日や夕日は、す
てきでした。
二人は、時間のたつのも忘れて、八
ヶ岳連峰の山々をみながら、いろい
ろな話をしました。
つづく
昨日の分は、こちら
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女神さまとの約束1