竜の姿をみた少女20
「なんだろう?」
みると、湖のむこうから、竜らし
きものが近づいてきました。
うすい黄色の竜でした。
竜の体には、銀色のうろこがたく
さんついています。
そのうろこが太陽にあたり、きら
っきらっと光っていました。
らんらんと光るするどい目。
すっとのびた大きな二本の角。
やりをうえたようなたくさんのきば。
長さは、かなの身の丈の五倍以上
あるでしょうか。
大きな美しい竜でした。
「わぁ、竜だぁー!
しらかば湖には、竜がいたんだぁ」
かなは、びっくりして大声でさけ
びました。
竜は、だんだんに近づいてきます。
つづく
昨日の分は、こちら
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初めて読んでくださったかたへ
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20090927#p1
「竜の姿をみた少女」は、童話
「竜神になった三郎」の続編。
童話「竜神になった三郎」は、
みほようこの二冊目の童話集「竜
神になった三郎」に収録されてい
ます。
童話「竜神になった三郎」
http://www.geocities.jp/dowakan/saburou1.html
童話集「竜神になった三郎」の紹介
http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu2.html
http://www.bk1.co.jp/product/2434727