守屋山に黄金色の花が咲いた6
「少女よ、少女よ。目をさますの
じゃ。こんな所でねていると、か
ぜをひくぞ。
わしは、この山に住んでいる明神
じゃ。
今日は、おまえに良いものをみせ
てあげよう。
わしの後をついておいで」
その声は、いつか聞いたことのあ
る明神さまの声でした。
少女は、声のする方にむかって歩
いていきました。
どの位歩いたのでしょうか。
ふもとのひあたりの良い場所につ
いた時、少女はあっと驚きの声を
あげました。
何百年もの間、おおぜいの人が探
してもみつけることができなかっ
た黄金色の花が、どて一面に咲い
ているではありませんか。
それも一本や二本ではありません。
つづく
昨日の分は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20100225#p1
初めて読んでくださったかたへ
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20100221#p
童話「守屋山に黄金色の花が咲い
た」は、みほようこの初めての童
話集「風の神様からのおくりもの」
に収録されています。
- 作者: みほようこ,長野ひろかず
- 出版社/メーカー: 鳥影社
- 発売日: 2001/08
- メディア: 単行本
- クリック: 67回
- この商品を含むブログ (542件) を見る
下記の書店には、本の在庫がある
ようです。
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1101779610/subno/1
http://www.bk1.jp/product/02056682