ライオンめざめる10
ちょうの羽には、大きな目玉の
ようにみえるもようがついてい
ます。
ちょうをじっとみていると、か
なはだれかにみつめられている
ような気がしました。
しばらくすると、あっちの方か
ら一匹、こっちの方から一匹と、
たくさんのちょうが、松虫草の
まわりに集まってきました。
ちょうの数は、何百匹。
いや何千匹でしょうか。
集まってきたちょうたちは、か
なとりゅうのまわりを、楽しそ
うにひらひらと舞い始めました。
誰がふいているのでしょうか。
どこからか清らかな笛の音も聞
こえてきます。
ちょうたちは、その笛の音にあ
わせ、楽しそうに舞っています。
つづく
昨日の分は、こちら。
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初めて読んでくださったかたへ
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童話「ライオンめざめる」は、
みほようこの四冊目の童話集
「ライオンめざめる」に収録され
ています。
童話集「ライオンめざめる」
http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu4.html
「ライオンめざめる」裏表紙