童話集「竜の姿をみた少女」あとがき


童話集「竜の姿をみた少女」あとがき


「風の神様からのおくりものシリー
ズ」も、今回で五冊目になりました。
このシリーズは、信州諏訪の「風の
神様」から聞いた話をまとめたもの。



今日は、信州の二つの湖を訪ねた時
に、「風の神様」から聞いた話を、
紹介したいと思います。



一つ目の話は、「竜の姿をみた
少女」。
竜神になった三郎」の続編で、
しらかば湖が大好きな少女の話。



おとうさんから、たてしな山の
ふもとの村に伝わっている「竜
の話」を聞いた少女は、「しら
かば湖に竜がいるといいな」と
思うようになりました。



そんなある日。
少女は、湖のほとりで、白い着
物を着たおじいさんに会いました。
少女は、竜の姿をみることがで
きたでしょうか。



二つ目の話は、「女神さまとの
約束」。
心のやさしい少女は、病気のお
とうさんを助けるために、八ケ岳
へ黄金色の花を探しに行きます。



そして、八ケ岳の女神さまと、あ
る約束をします。
その約束とは?
少女は、女神さまとの約束を、最
後まで守ることができるでしょうか。



この機会に、今までに発行された
四冊の本、「風の神様からのおく
りもの」・「竜神になった三郎」
「ふしぎな鈴」「ライオンめざめ
る」を、ぜひ読んでいただきたい
と思います。



この童話集を作ってくださった
百瀬精一さまはじめスタッフのみ
なさま、いろいろお世話になりま
した。
すてきな本を作っていただきあり
がとうございました。



挿絵を描いてくださった長野ひろ
かず先生、今回もすてきな挿絵を
描いていただきありがとうござい
ました。



おおぜいのかたのお力添えで、今
回もすてきな童話集ができました
ことを、心から感謝しております。


         みほ ようこ  









童話集「竜の姿をみた少女」は、
昨年12月、「鳥影社」から発行
されました。