竜の姿をみた少女4
その村に、太郎・次郎・三郎と
いう、仲のいい兄弟が住んでい
ました。
兄たちは、末っ子の三郎を、「三
郎や、三郎や」といってかわい
がっています。
三郎も、兄たちが大好きでした。
ところが・・・。
三郎があまりに美しい妻をもらっ
たので、兄たちは三郎にやきもち
をやきました。
やきもちをやいた兄たちは、三郎
を魚つりにさそいだし、湖の深い
ふちにつきおとしてしまったのです。
湖につきおとされた三郎は、神様
に助けられ、地の国の王子になり
ました。
三郎は、地の国で十年近く暮らし
ました。
つづく
前回の分は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20100727#p1
初めて読んでくださったかたへ
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20100725#p2
童話「竜の姿をみた少女」は、
みほようこの五冊目の童話集
「竜の姿をみた少女」に、収録
されています。
昨年12月、「鳥影社」から、
発行されました。
童話集「竜の姿をみた少女」は、
「しらかば湖」と「白駒池」を
訪ねた時に、信州諏訪の「風の
神様」から聞いた話。
風の神様からのおくりものシリ
ーズ5。
http://www.bk1.jp/product/03220629
収録されている童話は、「竜の姿を
みた少女」と「女神さまとの約束」。
竜の姿をみた少女
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20010101#p1
女神さまとの約束
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20010102#p1
裏表紙