竜の姿をみた少女


   竜の姿をみた少女5


地の国の生活は、夢のような生
活でしたが、三郎は愛する妻の
ことを忘れることができません
でした。



三郎は、神様に許しをもらい、
千日かけて、やっとの思いで村
へもどってきました。
ところが、三郎は、なぜか竜に
なっていたのです。
こんなお話でした。


 
「とうちゃん。三郎は、なぜ竜に
なってしまったの」
「なぜだろうね。三郎は、長い間
地の国で暮らしていたからだとか、
鹿のきもで作ったもちを千枚も食
べたからだとか、いろいろいわれ
ているが、ほんとうの理由はわか
らないね」


            つづく



   前回の分は、こちら。


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20100728#p1



   初めて読んでくださったかたへ


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20100725#p2






童話「竜の姿をみた少女」は、
みほようこの五冊目の童話集
「竜の姿をみた少女」に、収録
されています。
昨年12月、「鳥影社」から、
発行されました。



童話集「竜の姿をみた少女」は、
「しらかば湖」と「白駒池」を
訪ねた時に、信州諏訪の「風の
神様」から聞いた話。
風の神様からのおくりものシリ
ーズ5。



http://www.bk1.jp/product/03220629






収録されている童話は、「竜の姿を
みた少女」と「女神さまとの約束」。



     竜の姿をみた少女


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20010101#p1


     女神さまとの約束


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20010102#p1



       裏表紙