2016-11-09 古事記神話「古事記物語」 童話 伊耶那岐命と伊耶那美命 17 伊耶那岐命は、筑紫の日向の橘の あわき原に着きました。 「わしは、なんと醜い汚れた国へ 行っていたものだ。体についた汚 れを、川で洗って清めよう」 伊耶那岐命は、みそぎをしました。 その時投げ捨てた杖・帯・袋・衣・ はかまなどが、すべて神になりま した。 「上の瀬は、流れが急だ。下の瀬は、 流れがゆるやかだ」 そういいながら、伊耶那岐命は中ほ どの瀬に飛びこみ、体を清めました。 その時にも、たくさんの神が生まれ ました。 つづく