古事記神話「古事記物語」


 天照大御神須佐之男命 12


この幣を、布刀玉命(ふとたまの
みこと)が捧げ持ち、天児屋命(あ
めのこやのみこと)が祝詞をあげ
ました。


  
戸の脇には、天手力男神(あめの
たぢからおのかみ)が、天照大御
神を岩戸からひきだすために隠れ
ています。



天宇受売命(あめのうずめのみこ
と)は、ひかげかずらをたすきに
かけ、まさきかずらを髪飾りにし
て、笹の葉を束ねて手に持ち、岩
戸の前にふせた桶にのりました。



       つづく