2016-11-30 古事記神話「古事記物語」 童話 天照大御神と須佐之男命 17 すると、鼻や口や尻から、美味し いものをいろいろとりだし、料理 をして皿に盛りつけ差し出しました。 その様子をみていた須佐之男命は、 「おまえの口や鼻からだした物を くえるか」と怒り、大宜都比売神 (おおげつひめのかみ)を切り殺 してしまいました。 大宜都比売神の頭からは蚕が、二 つの眼から稲の種子が、二つの耳 から粟が、鼻から小豆が、女陰か ら麦が、尻から大豆がなりました。 神産巣日神(かむむすひのかみ)は、 それらを五穀の種としました。 つづく