古事記神話「古事記物語」


    国譲り 1


天照大御神(あまてらすおおみか
み)は、高天原で乱暴をはたらき、
下界へ追放された弟・須佐之男
(すさのおのみこと)のことを心配
していました。



須佐之男命が治めていた国をひき
継いだのが、大国主命
その国は、水穂国(みずほのくに)
とか、葦原中国(あしはらなかつくに)
とかよばれています。



天照大御神は、葦原中国が、年々
豊かな暮らしやすい国になってい
くのを、複雑な気持でみていました。


        つづく