古事記神話「古事記物語」


   天孫降臨 4


天宇受売神は、その旨を天照大御
神に伝えました。
瓊瓊芸命は、天児屋命(あめのこ
やのみこと)・布刀玉命(ふとたま
のみこと)・天宇受売神・伊斯許
理度売命(いしこりどめのみこと)・
玉祖命(たまのおやのみこと)、
合わせて五人の部族の長の神と共
に天降りすることになりました。



天照大御神は、瓊瓊芸命に、八尺
の勾玉とやたの鏡、そして草なぎ
の剣を授けました。
「この鏡は、私だと思って、大切
にするのですよ」と。


      つづく