2017-09-02 竹取物語 童話 大伴御行大納言と龍の頸の玉 15 もしわしが、龍をつかまえていた ら、龍に殺されていただろう。お まえたちが、龍をつかまえないで いてくれてほっとした。大悪党の かぐや姫は、わしやわしの家来た ちを殺そうとして、こんな難題を だしたのだ。今後は、かぐや姫の 家へは近寄らない。おまえたちも、 あのあたりを歩いてはならぬ」と。 大納言は、屋敷に残っていた財産 を、帰ってきた家来たちに与えま した。 大納言のうわさを聞いた元の奥方 たちは、腹をかかえて笑いました。 つづく