2017-09-10 竹取物語 童話 石上の中納言と燕の子安貝 7 日が暮れたので、中納言は、例の 大炊寮(おおいづかさ)へ行き、 燕の巣をみました。 倉津麻呂が教えてくれたように、 燕が尾を上にあげまわっています。 「燕が、卵を産むぞ」 中納言は、家来を荒かごに乗せ、 綱で吊りあげました。 そして、巣の中に手を入れさぐらせ たが、「何もありません」と家来が。 「おまえの探り方が悪い」 中納言は、腹をたてました。 つづく