2017-09-13 竹取物語 童話 石上の中納言と燕の子安貝 10 中納言が目をさましたので、やっ とのおもいで、鼎の上から中納言 を下へおろしました。 「大丈夫ですか」 「意識は少しあるが、腰が痛くて 動けない。でも、わしは子安貝を とったので、うれしい。とにかく あかりを持ってきてくれ。子安貝 をみたい」 中納言が、手を広げてみると、子 安貝ではなく、燕の古い糞でした。 つづく