2017-10-07 竹取物語 童話 帝のお召しに応じないかぐや姫 22 むしろ、悲しい気持でいっぱいで す。でも、月の国へ帰ってきなさ いと命令されれば、いやでも帰る よりしかたがありません」 姫は、おじいさんとおばあさんと 一緒に泣きました。 使用人たちも、長い間、優しい姫 と暮らしてきたので、姫が月に帰 ってしまうと聞き、悲しい気持でい っぱいでした。 どの人も水さえ喉に通らないほど、 かぐや姫のことを心配しました。 つづく