チャック先生

[童話]チャック先生


チャック先生 3


教室の中は、「わいわい、がやがや」、はちのす
をつついたようなさわぎでした。
先生は音楽室へ行き、タンブリンをもってきま
した。
そして、
「タンタンタン、ジャラ、ジャラ、ジャラーン」
「タンタンタン、ジャラ、ジャラ、ジャラーン」 
タンブリンを二度ならしました。


こどもたちはタンブリンの音にびっくりし、や
っと静かになりました。
「お口をチャック」
そういいながら、先生はすかさず口をしめる動
作をしました。


         つづく