わが生れし年に植ゑられし飯田駅の 古き柳も伐られてしまひぬ 山茶花の赤く咲く木下に餌台置く 子の家の庭に小鳥ら集ふ 温かき朝日の軒に冬越えし 折鶴蘭の鉢を吊しぬ 雲の上に雪の富士山浮びをり 大門峠に立ちて見さけぬ
ふしぎな鈴60 「十年後、この丘の桃の花が満開 になった日、またここであおう」 先生はかなとかたく約束しました。 「先生、きっとよ。いつまでも私 のことわすれないでね」 「わすれるものか!かな。 十年後かならずこの丘であおう」 二人はかたく約束し…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。