鹿になった観音さま10 「なに? いとめた鹿が消えてし まったと。 三郎さ、夢でもみていたのではな いのか」 「いいえ、和尚さま。 わしは夢なんかみていません」 「そうか」 「わしはその鹿をさがして、山の 中をあちこち歩きました。 そして、大きな杉の…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。