かきつばたになった少女


   山彦に 近づいてきて かきつばた




  「高原に 伝わっている 童話かな」


  「少年や 近づいてきて 女神なり」


   わが家のBlogPet「ryuu」の句




童話「かきつばたになった少女」は、諏訪の
霧ケ峰高原に伝わっている「かきつばた」の伝
説をヒントにして、みほようこが書いた物語。




   「かきつばたになった少女」より


一年後。
山彦が、八島の湿原へ行ってみると、沼のほと
りにみたことのない紫色の花が咲いていました。
花が咲いている場所は、初めてかきつばたに出
会った場所でした。
「かきつばたさんが、紫色の花になったのかな?」
山彦は、ふとそう思いました。



すると・・・。
「山彦さん、こんにちは。ひさしぶりね。私、こ
の紫の花に生まれ変わったの。山彦さん、この花
は何という花か知っている?かきつばたというのよ。
きれいな花でしょ。山彦さん、毎年この花が咲く頃、
ここで会いましょうね」
どこからか、かきつばたのやさしい声が聞こえてき
ました。




童話「かきつばたになった少女」は、今年
http://www.choeisha.com/
から、「風の神様からのおくりもの4」と
して発行されます。



本の題名は、「ライオンめざめる」。
秋までには、本ができると思います。



 今までに発行されたみほようこの本
 「風の神様からのおくりもの」シリーズ
    



風の神様からのおくりもの―諏訪の童話

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竜神になった三郎 風の神様からのおくりもの (2)

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ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)

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