竜の姿をみた少女19
「なんだろう?」
みると、湖のむこうから、竜ら
しきものが近づいてきました。
うすい黄色の竜でした。
竜の体には、銀色のうろこがた
くさんついています。
そのうろこが、太陽にあたり、
きらっきらっと光っていました。
らんらんと光るするどい目。
すっとのびた大きな二本の角。
やりをうえたようなたくさんの
きば。
長さは、六メートル以上あるで
しょうか。
大きな、美しい竜でした。
「わぁ、竜だぁー!!しらかば
湖には、竜がいたんだぁ」
かなは、びっくりして大声でさ
けびました。
竜は、だんだんに近づいてきます。
つづく
童話「竜の姿をみた少女」は、童話
「竜神になった三郎」の続編。
童話「竜神になった三郎」は、
みほようこの二冊目の童話集「竜神に
なった三郎」に収録されています。
童話「竜神になった三郎」
http://www.geocities.jp/dowakan/saburou1.html
童話集「竜神になった三郎」
http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu2.html
http://www.bk1.co.jp/product/2434727